専門医研修プログラム

三重大学ではリハビリテーション科専門医を目指す専攻医を募集しています。

三重県を中心に急性期、回復期、生活期すべてのステージにおけるリハビリテーション診療を経験できる3年間のプログラムです。

専攻医の受け入れ数は毎年4名まで、希望者は大学院入学も可能です。

詳しくは「三重大学リハビリテーション科専門研修プログラム」をご参照ください。募集要項は臨床研修・キャリア支援部のホームページをご覧ください。

教育責任者より：医学的にリハビリテーションの効果を向上させるのがリハビリテーション科医の重要な仕事であり、その切り札をたくさん持っているのがリハビリテーション科専門医です。リハビリテーションを必要とする高齢者が増加する一方、リハビリテーション科専門医はかなり不足しています。我々はリハビリテーション科専門医が患者さんに関わることで治療プロセスに様々な良い変化があり、リハビリテーションのアウトカムも改善することを証明してきました。優れたリハビリテーション科専門医を育成することが、日本の医療の質向上に寄与することだと確信し、リハビリテーション科専門医を育成することに最善をつくしています。

ご質問やご相談、見学希望等ありましたら、適宜お問いあわせください。

プログラムの特色

Evidence-based approach に力を入れて診療・教育・研究の指導を行っています。病気だけを見るのではなく、家族や家屋や社会資源等を含めた包括的なものの見方ができるリハビリテーション科専門医を育てます。プログラム期間中に、三重大学大学院で学ぶことができます。東京の大学病院とも連携しており、希望者は大都市でのリハビリテーション診療を体験することができます。

専門医を取得するには脳血管障害・頭部外傷、運動器疾患・外傷、外傷性脊髄損傷、神経筋疾患、切断、小児疾患、リウマチ性疾患、内部障害など100例以上の経験症例が必要です。まんべんなく経験できるよう、カリキュラムを組んでいます。

●基幹病院：三重大学医学部附属病院

●連携施設：済生会明和病院、三重県立子ども心身発達医療センター、桑名市総合医療センター、鈴鹿回生病院、武内病院、東京慈恵会医科大学附属病院、東京慈恵会医科大学附属第三病院

●関連施設：三重県身体障害者総合福祉センター、　河北リハビリテーション病院、日本大学医学部附属板橋病院、国立精神・神経医療研究センター病院、西広島リハビリテーション病院

専攻医の声

初期研修を始めたころに三重大学にリハビリテーション医学講座ができました。当初リハビリテーション医学とは一体何だ、といった興味もあり、なんとなくローテート先に選択した記憶があります。それまでの研修中に患者さんが退院した後、どうやって暮らすのだろうかとぼんやりと考えたこともあり、患者さんの生活、能力を中心に考えるリハビリテーション医学に魅力を感じ、後期研修を始めました。現在、日々の診療に加え、論文執筆、学会発表などの機会も多くいただけており、なかなか充実した後期研修医生活を送れています。ここまで読んでいただけた方は、ある程度リハビリテーション科に興味を持っておられることかと思いますので、ぜひ一度見学、研修ローテートなどご検討いただけますと幸いです。